【初心者必見】なぜ景気が回復してから買おう、では遅いのか【株式市場には】【先見性がある】

投資

このままコロナが落ち着いてきて、景気回復のピークで買おう……が間違いな理由

  1. 株式市場には景気に先立って株価の上昇を織り込む性質(先見性)があるから
  2. そこから良い決算が出ても株価が上昇しない現象も説明できる【株価はすでに織り込んでいる】

私の活動を見て投資に興味を持ってもらった初心者向けの記事です。株上級者は学ぶことがあまりないかもしれません。あしからず。

この前友達と話してたら

「このままコロナから回復してきて、経済が回復したら株買おうかな~~」と言っていたので、ちょまてよ、という話をしました。その話。

さて、タイトルでネタバレしていますが、「景気回復のピークで株を買う」のは遅いです。朝の親父のトイレくらい遅いです。

「遅い理由は株価が景気に先立って高値を付けるから」です。すごくわかりやすい図があったので引用します。

出所:田中泰輔リサーチ作成

この図、これは米国景気ですが、株式市場一般に当てはめていただいてもいいです。実際に日本でもITバブルの際や、近年の小売業の中でのファストリテーリングの株価などこれに近しい動きをしています。(すなわち、株価が先立って動いています。)

青が景気の波、赤が株式価格です。見てわかる通り、景気が回復し加速し頂点にいく前に、株価はピークアウトしているんですよね。この理論に従えば、景気回復の頂点で買うのは遅いってことです。

なぜこのようなことが起こる?

株価は、景気の変化を先取りして動く性質がある。(先見性)と書きました。これはなぜでしょうか。

これは簡単で、参加者のだれもが「上がるなら他人より先に買っておこう」「下がるなら、他人より先に売っておこう」「下げそうなら下がる前にカラ売りして儲けよう」と考えるからです。

つまり、好材料も悪材料も、その材料が確定する前に、株価は織り込んでしまうんです。

これ、結構重要です。だからある企業の決算がよくても、みんなが思っているほどよくなければ「あっ大した事ねぇWWW」って株価下がりますし、逆にみんなが最悪最低、ぼろっぼろの決算しか出ないだろう、と思っている企業の決算がよければ「ちょまてよ」って株価上がります。

まとめ

株式市場の先見性、これを知っているだけで、「景気が回復しきってからでは遅いこと」「決算がよくても株価が跳ねない場合があること」を理解できたと思います。

じゃあ、日本は集団免疫を獲得どうせするんだし、オリンピックもあるし今から景気良くなるし今から買うっしょ、という貴方。

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今日もいい日になりますよう。

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