全世界株式(オールカントリー)とS&P500のどちらを買うか、どちらでいくか、投資初心者なら非常に迷うと思います。
この記事では全世界株式(オールカントリー)とS&P500を迷ったらどっちを買えばいいの? といった疑問に答えていきます。
S&P500と全世界株式に投資する方法は様々ありますが、本記事では日本の投資信託「eMAXIS Slim 全世界株式」と「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の比較になります。
結論は「迷ったら両方買えばいい」あるいは「どっちを買ってもいい」です。
題で90%言い終えました。
ここで「じゃあS&P500買お!」「両方買おう!」と思った方ちょうと待った!
本記事では、オールカントリーとS&P500それぞれについて解説するので、どちらがいいか判断する材料としてぜひ利用してくださいね。
S&P500とは
S&P500とは、アメリカの主要な株式指数の一つです。
S&P500は米国株式市場全体に対し約80%の時価総額比率を占めており、米国市場全体の動きを概ね反映していると言えますね。
構成銘柄
構成銘柄トップ10は下記の通りです。
銘柄 | 業種 |
---|---|
アップル | 情報技術 |
マイクロソフト | 情報技術 |
アマゾン・ドットコム | 一般消費財 |
アルファベット クラスA | コミュニケーション・サービス |
テスラ | 一般消費財 |
アルファベット クラスC | コミュニケーション・サービス |
メタ・プラットフォームズ | コミュニケーション・サービス |
エヌビディア | 情報技術 |
バークシャー・ハサウェイ | 金融 |
ユナイテッドヘルス・グループ | ヘルスケア |
S&P 500には、アメリカ国内で事業を展開する多種多様な大手企業が含まれており、さまざまなセクターから構成されています。
セクター比率は以下です。
S&P 500に投資することによって、米国市場全体に投資することができます。
全世界株式(オールカントリー)とは
全世界株式は、世界中の異なる国や地域に存在する企業の株式を対象とする投資信託です。
これにより、国際的な分散投資が可能となり、世界経済の成長にあやかりながら、リスクを分散できます。
何といってもその特徴は
これ1本で、全世界(日本を含む先進国・新興国)の約50ヶ国に国際分散投資ができる
ということ。
構成銘柄を図で表すと、以下のようになります。
全世界株式は、国際的な分散を実現するための有効な手段です。特定の国や地域の経済的なショックに対してリスクを軽減する投資ができるようになります。
オールカントリーの構成比率トップ10も見てみましょう
順位 | 銘柄 | 国 | セクター | 比率 |
1位 | APPLE INC | アメリカ | 情報技術 | 3.70% |
2位 | MICROSOFT CORP | アメリカ | 情報技術 | 2.80% |
3位 | AMAZON.COM INC | アメリカ | 一般消費財・サービス | 1.50% |
4位 | ALPHABET INC-CL A | アメリカ | コミュニケーション・サービス | 1.20% |
5位 | NVIDIA CORP | アメリカ | 情報技術 | 0.80% |
6位 | EXXON MOBIL CORP | アメリカ | エネルギー | 0.80% |
7位 | UNITEDHEALTH GROUP INC | アメリカ | ヘルスケア | 0.70% |
8位 | TESLA INC | アメリカ | 一般消費財・サービス | 0.70% |
9位 | TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC | 台湾 | 情報技術 | 0.70% |
10位 | JOHNSON & JOHNSON | アメリカ | ヘルスケア | 0.70% |
上位9銘柄が米国株となってます。
S&P500とオールカントリーの運用成績比較
比較結果は下記のようになります。
S&P500の運用成績のほうが良いですね。
メリット・デメリット
それぞれのメリデメ(メリット・デメリット)を整理しよう!
S&P500のメリット
- S&P500はアメリカを代表する500社の大手企業の株式から構成されており、比較的リスクが少ない
- 長期的にみると、S&P 500は過去に平均7%という魅力的なリターンを提供してきました。アメリカ経済の成長に連動して、株価も上昇するのがポイント
- 米ドル建ての投資であるため、為替リスクを避けられる
S&P500のデメリット
- アメリカ経済全体が下がると株価も下がる
オールカントリーのメリット
- オールカントリーは世界中の異なる国や地域に分散投資することができる
- その中にはアメリカのような超大国もインドや中国のような新興国も含まれる。
- 基本的に世界のGDPは拡大していくので、株価は上昇する可能性が高い
オールカントリーのデメリット
- 世界経済が停滞してしまうと株価下落のリスクがある
- 投資先の為替レートの変動により価格が変動する為替リスクがある
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まとめ
オールカントリーでも、S&P500でも絶対的な正解というものはありません。
自身の運用方針に合わせて決めるとよいでしょう。
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