Wells Fargo社のアナリストは、ビットコインと暗号の採用はインターネットと同様の傾向に従っていると主張しています。
(※Wells Fargo社:カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、西部を地盤とする、2017年7月現在アメリカ合衆国で最も支店数が多い金融機関である。)
急騰する仮想通貨
ビットコインと暗号通貨は2021年に大きなブームを迎え、仮想通貨市場の合計は1兆ドル未満から約3兆ドルに急増しました。
ビットコインの価格は昨年末にビットコインあたり約70,000ドルに急騰した後、30,000ドル強に急落しました。
イーサリアムと、バイナンスのBNB、ソラナ、カルダノ、XRPを含む他の主要な暗号通貨でも、同様の凋落は観察されています。
2022/02/09現在、暗号通貨の価格は先週回復しましたが、非常に不安定なことには変わりありません。
銀行大手のWells Fargo社は、世界的な仮想通貨の利用について「大きく流れが変わる時がすぐそこまで来ている」可能性があるという予測見通しを出しました。
また「暗号通貨投資の進化はまだ初期段階です」と付け加えています。
仮想通貨はまだまだ初期の段階であり、これからインターネットのように飛躍的に発展する可能性があるでしょう。
同社レポートによると、1990年代半ばから後半のテクノロジー投資と比較することによって、仮想通貨投資が合理的か判断することは有用だろう、としています。
インターネットのユーザー数と仮想通貨のユーザー数に見られる相関
インターネットのユーザーと仮想通貨のユーザーの数を比較したチャート
これを見ると、確かに仮想通貨はまだまだ初期の段階にあります。
もしかしたら、今仮想通貨を買うこと=アマゾンを8ドルで買うこと、になりえるかも……⁉
仮想通貨取引所、Crypto.comの調査によると、2021年6月に世界の暗号通貨ユーザーの数が2億2100万人に達し、世界人口の3%弱に達したそうです。また同社は「仮想通貨ユーザーが1億から2億まで増えるのに、4ヶ月しかかからなかった」とも指摘しています。
この傾向が続く場合、暗号通貨はすぐにアーリーアダプションの領域から抜け出して、次のフェーズ(仮想通貨の利用が大幅に増える段階)に移るでしょう。
一方で、昨年末は米連邦準備制度理事会が金利を繰り返し引き上げるだろうとの予測から、ビットコインやイーサリアムを始めとした仮想通貨の価格が大幅に下落しました。
これは、仮想通貨のハイテク株との相関がますます強くなってきているということでもありますね。
2018年の仮想通貨の下落相場においては、主要な暗号通貨はすさまじい打撃を受け、最大で90%の価値を失ったコインもありました。
しかしBrokerChooser社のアナリストは「現在の暗号通貨のトレンドは弱気に見えます」とした上で、『仮想通貨の冬』となった2018~2019年とは仮想通貨の市場規模がレべチなことを指摘しています。
「現在の暗号通貨のトレンドは弱気に見えますが、暗号通貨への投資の構造は、2017年末の以前のピークとはかなり異なっていることを考慮に入れる必要があります。各種暗号資産の時価総額は現在、2018年と比べ大幅に高く、機関投資家も過去1〜2年で数多く参加しました。これは、2018〜2019年の暗号通貨の冬を避けるのに役立つ可能性があります」と同社アナリストは指摘しています。
!– wp:paragraph –>
1億1000万円になる可能性のあるビットコインも取引手数料が無料!
コインチェックなら!
コメント