面白い記事を見つけました。
日興フロッギーから出ている記事です。
こちらには大学生の時の70万円から、34歳になるまで資産を100倍以上、3億にした実例が書かれておりました。
その内容をわかりやすくまとめます。
また、記事内で(なぜか)伏字になっていたO社についても言及していきます!
概要
☑キクチさんは上場廃止銘柄に投資して700万円⇒8000万円まで資産を増やした ☑資産を増やしたきっかけは、インターネット総合研究所、そしてオー・エイチ・ティー社への投資(記事内ではなぜか伏字) ☑安定して給料の入ってくる会社員であれば、資産の10%くらいであれば真似できるか?
キクチさんは若干34歳にして、3億円もの資産を築いたすごい人。
その投資法の特徴は「上場廃止銘柄」に投資するという特徴がありました。
上場廃止銘柄への投資はどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか? また、凡人が真似できるものなのでしょうか?
メリット…… ①資産が爆発的に増える可能性のある ②上場廃止銘柄はそもそも割安なので損失が少ない
デメリット…… ①そもそも上場廃止されて、株式が取引できなくなるリスクがある
それではキクチさんが資産を一気に8000万円まで増やした取引について簡単に見ていきましょう!
オー・エイチ・ティー社への投資
キクチさんが一気に資産8000万まで増やせたのは、オー・エイチ・ティー株式会社への投資。
オー・エイチ・ティー株式会社(英: OHT Inc.)は、広島県福山市に本社を置くプリント基板および液晶ディスプレイ用基板検査装置メーカー。
Wikipediaより
なんとキクチさん、上場廃止銘柄になったオー・エイチ・ティー株式会社に1000万円の投資!
そして経営陣に「100株を1株に併合してはどうか?」と直訴。これには
- 100株未満の株主が持っている株は会社が買い取り、株保有者が少数になり買収がしやすくなる
- 1株当たりの買い取り価格を低く抑えられれば、株式併合後の1株当たりの純資産が増加する
という目論見があったそうです。
そしてなんとオー・エイチ・ティー社はこの提案を採用!
そしてそして2012年、広島県が出資するファンドがオー・エイチ・ティー株式会社に対する株式公開買い付け(TOB)を発表!
買い付け価格は1株200万円!
株式併合を考慮してもキクチさんの買値の8倍以上でした。これの一撃8倍の取引で彼の資産は8000万以上に増加!
いやー、すごい取引ですね。
ただ、忘れてはいけないのがこの取引には3年ほどの時間がかかっているということ。
まさに収入が別にあるサラリーマンだからできることです。
以下にオー・エイチ・ティー株式会社の動きとキクチさんの行動をまとめてあります。
【オー・エイチ・ティー株式会社の沿革】 2009年2月21日 - 上場廃止。 ←キクチさん1000万買い 2009年7月30日 - 株主総会にて100:1の株式併合が可決される。←キクチさんの提案が採択 2011年6月 - 奥輝光電子(蘇州)有限公司を子会社化。 2012年4月 - (株)ひろしまイノベーション推進機構傘下のファンドが構成する組合であるHIF-A投資事業組合に第三者割当増資を行う。同組合の持株比率が21.58%となる 2012年10月 - HIF-A投資事業組合が株式公開買付けを行い、同組合の持株比率が83.81%となる ←1株200万円。8倍のリターンの投資になる。
キクチさんの上場廃止銘柄に投資する際のポイント
以下、記事内にもまとめられていましたが、キクチさんが上場廃止銘柄に投資する際のポイントをおさらいしましょう。
以下になります。
☑新株を不自然に発行していない、 ☑大株主が頻繁に変わっていない、 ☑監査法人を変更していない、 ☑決算期を変更していない
このほかにもルールはあるそうですが、大前提としてあくまで会社として給料があるからこそできる投資スタイル。
日々の生活の安定があって、上場廃止銘柄への投資というのが初めて行えます。
まとめ
上場廃止銘柄への投資というのはリスクが高いですが、今回の事例のように極端なリターンを叩き出すこともあるようです。
なんにせよ、紹介したキクチさんは独自の分析手法で将来買収、ひいては株価が跳ねる可能性がある、と踏んで上場廃止銘柄を購入しています。
初心者にオススメできるものでは決してないが、会社員だからこそできる投資スタイルと言えそうです。
普通の投資家が8倍のリターンとか期待をするならば、仮想通貨くらいじゃないと難しいですからね。
それでは、今日もいい日になりますよう。
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