CWEBって聞いたことあるけど、どんなETFなんだろう?
3分で解説するジェイ!
この記事は…… ☑3分で読めます。 ☑CWEBについてわかります。
CWEBとは何か?
主要事業がIT(インターネット、情報通信業)関連である、中国企業に投資するETFです。正式名称と連動する指標は下記になります。
正式名称:KraneShares CSIチャイナインターネットETF 連動する指標:CSIオーバーシーズ・チャイナ・インターネット指数
構成銘柄は以下のようになっております。
構成銘柄こそ、40数社と多くはありませんが、メンツはテンセント、アリババ、バイドゥ……等々巨大中国企業がそろっております。
中国の巨大テック企業
CWEBがこれほどまでに注目されている背景にあるのは、中国における技術産業企業の台頭です。
アリババはアマゾンの2倍のeコマースアクティビティを有しています。テンセントは世界で最も人気のあるアプリを運用しており(中国版LINEのWeChatが代表格です)、ユーザー数は12億人です。
Meituanは、中国で最大のシェアを誇る口コミサービス「大衆点評」を運営しています。飲食店などの口コミだけではなく、生活に関わる様々な情報を総合的に提供するO2Oプラットフォームとして約6億人のユーザーを有しています。
上記のような中国を牛耳るIT企業がCWEBには組み込まれています。
そして中国の技術革命は、製造業を超えてデジタルヘルスケアや人工知能(ai)などの新しい分野に飛躍することで、国内の長期的な経済見通しを変えるというポジティブな予測もされていました。
即ち、中国のIT企業群はこれから目覚ましい発展を遂げるであろうと思われていたのです。
中国当局の規制
8月11日に状況は変わりました。
中国当局は、あらゆる種類の技術ビジネスに対する規制が今後5年間で強化されることを示したのです。
この結果、中国で最も人気のあるテック企業たちは、2月以降、時価総額で少なくとも1兆ドルを失っています。
もちろん、その結果はCWEBの株価にも反映されております。
2021年のパフォーマンスを見れば一目瞭然です。
終わりに
2021年1月ごろには2020年のIT関連企業の軒並みの株高を受けて、CWEBのパフォーマンスも大きく期待されていました。
しかし、2021年にはIT企業に対する中国共産党の規制により大きく下落し、11月以降は、過去最安値を記録しています。
CWEBホルダーにとっては、いくらIT企業が優秀な人材や戦略を有していても、共産党が突然ルールを変更すれば企業の業績は低下し、何よりそのネガティブなニュースはいち早く株価に織り込まれるのを目撃した1年でした。
今は価格が低迷しているので、今後中国株が上昇すると期待しているなら買いのチャンスかもしれません。
しかしながら、中国のカントリーリスクは決して軽視できるものではない為、ポートフォリオの一部に止め、多額の投資はしない方が賢明だと思われます。
ちなみに私は楽天証券を通じてCWEBに投資をしています。楽天証券はサイトがとても見やすく特に初心者におススメのネット証券会社です!
また、初心者でいきなり大金をかけるのは怖い……という方はLINE証券やPaypay証券などもから始めるのもいいでしょう。
それでは、今日もいい日になりますよう。
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