以前、初心者が投資をするにあたって重要なこと、意識すべきことについて書きました。
今回はそもそもその前段階、「なぜ投資が重要なのか? なぜ我々は投資をしなければならないのか?(もちろんしないのも自由ですが……)」について書いていきたいと思います。
投資は、お金に働いてもらう為に、とても重要なことです。
あなたはお金のために一生懸命働いていますよね? だったら、お金もあなたのために一生懸命働くべきなんです。
銀行に預けたところで、銀行は貴方の為に汗水たらしてお金を増やしてはくれません。銀行員は間違いなく真面目に汗水たらして働いているのにね。
投資とは、自分の経済的な安全性を管理する方法です。ひいては自分自身の人生を管理する方法とも言えます。
投資によって、資産を増やすだけでなく、退職後に必要な収入を得ることもできるのです!
年金だけをあてにしていいの?
株、投資信託、ETF、仮想通貨、不動産など、さまざまな投資は、配当収入(インカムゲイン)やその資産価値が成長しての収益(キャピタルゲイン)をもたらします。
もちろんあなたは国民年金や厚生年金を通じて政府から収入を受け取ることができます。
がそれは退職の後の生活を支えるために十分とは言えないでしょうし、貴方もまた、年金だけに依存する老後の生活を望んでいないだろうと思います。
投資をしない、または適切に行わないことは、と老後であっても交通整理やその他アルバイトのために、体に鞭を売って働かなければならないかもしれません。
毎年100万を投資に回すと……?
毎年100万円を投資に回した場合を見てみましょう。(S&P500の過去20年の平均年リターンである、7%で計算)
グラフからわかるように、最初の1000万円が一番時間がかかり、それ以降は複利効果でずっと早く、資産形成が進みます。このため、最初の1000万が一番大変で時間がかかるとよく言われます!
いずれにせよ、人生においては自分の行動(あるいは行動しなかったこと)の結果を、最終的には直視しなければいけません。
投資も同じです。子供を大学に行かせたり、自分の老後資金を作ったりと、人生の重要な節目を迎えるためには、お金が必要です。
つまり投資に関しては、早く始めるに越したことはないのです。
もし、「そうは言っても投資を始めるのは怖い……」という人にとっては、ネット証券(LINE証券、Paypay証券等)がおススメです。
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貯金 VS 投資
また投資は、貯金や投機(株の短期売買やビットコイン等仮想通貨の短期売買)と混同されることがあります。
一般に貯蓄は、余剰資金の運用先を気にせず収入の一部を貯めることと理解されていますが、投資はより積極的に財産を運用するものであり、そのために当然ですが、リスクが伴います。
が、しかし例えば米国株でいえば、15年保有すれば元本割れのリスクがなくなることが証明されています。
自分に合ったリスクテイクをすることで、投資は予想される損失を最低限抑えることができるのです!
投資 VS 投機
また、投資は投機とは異なります。
投機は一般的に株のデイトレードや、仮想通貨の短期売買のことで、短期間で投資による高収益を狙うものです。
投機は、短期間で非常に高いリスクのある投資です。
これに対し投資は一般的に長期的なものであり、引き受けたリスクに見合ったリターンが得られるよう、リスクに配慮されたものです。
投資をするべき5つの理由
金利よりはるかに高い投資収益率
現在の日本の銀行の金利は0.002%と言われています。(メガバンクの金利参照)
100万円を預けていると、毎年20円貰えるということですね。
そう……お気づきの通り低すぎます。銀行にお金を預けても、これだけの額しかもらえません。しかも、その預けたお金が自ら増えていくことはありません。
株式投資では、配当金とキャピタルゲインという2つのリターンを得ることができます。
債券への投資は、所定の期間に与えられる定期的な配当で投資家に利益をもたらします。
不動産への投資でも、賃貸収入とキャピタルゲインによって投資家に利益をもたらします。
例えば米国株の投資信託「VOO」というものに投資すれば過去5年の平均リターンは17%! になっています。
100万が1年で117万円になっている計算ですね。
銀行預金の8500倍になります。
退職金制度またはFIRE
老後の生活のために投資をすることは今後ますます日本人にとって当たり前になっていく、なるべきだと思われます。
なぜなら日本では、多くの人が生活を給与所得に依存しているため、退職後に仕事がないと生活を維持することが難しくなります。
そのため、現役時代の収入の一部を投資して、老後の蓄えを確保する必要があります。
現在ではiDeCoなどの制度も出てきました。
また、多くの若者が早期退職を希望しており、その目標を達成するためには、収入の多くを投資する必要があります。
特にミレニアル世代の間では、「FIRE」運動が大きなムーブメントになっています。”Financial Independence, Retire Early (FIRE) “は、要はアーリーリタイヤですが、多くの若者が目指しているゴールでもあります。
節税効果
iDeCoやニーサ等投資にかかる税金がかからない口座があります。
即ち、投資は節税にも役立ちます。
政府がこのような仕組みを設けるというのは決して私たちの為を思っているわけではありませんよ!
「もう年金だけで君たちの老後を賄えないから、資産運用しといてね。税金がかからない仕組みを用意しといたから、やらなかったら自己責任ね」
ということですね。
インフレに打ち勝つ
インフレに打ち勝つためには、投資も重要です。
お金を運用せず、ただ当座預金や普通預金に預けておくと、インフレによってお金の価値が低くなってしまい、今まで買えたモノも買えなくなってしまいます。
現在、報告されている日本のインフレ率はあまり高いものではないですが、教育費等は報告されているインフレ率よりもはるかに速く増加しているため、実際のインフレ率はもう少し高いはずです。
日本の銀行は普通預金に対して0.002%の配当しか行っていません。
つまり、投資をしなければ、時間の経過とともにお金の価値が下がってしまうのです。
他の国の中央銀行も金利を0%に近いかそれ以下の水準に下げているため、この0.002%のリターンさえも長くは続かない可能性もあるのです!
つまり、将来、インフレを考慮すると、銀行預金のリターンが0%、あるいはマイナスになる日が来るかもしれないのです。
そのような事態に備えるためにも、インフレに負けないよう投資を始めるのが得策だと言えます。
経済的に自立し、人生のコントロールを得る
投資は、自分の経済的な目標を達成するための重要な方法の一つです。
人は人生を通じて成長するにつれ、一つ、また一つと新たな経済的ハードルが出てきます。
代表的なのが、家を買うことです。
ローンを組んで家を買うにしても、頭金は必要でしょう。
様々な資産を組み合わせて投資することで、頭金に必要な資金を蓄えることができます。
もう一つの大きな例は、子供の教育費です。
先に見せた高校の件、また大学の授業料も高額になる昨今、親がその気になれば、子供がまだ幼いうちから大学の授業料のために投資を始めることができます。
投資とは、自分の経済的な安全性を管理する方法です。ひいては自分自身の人生を管理する方法とも言えます。
まとめ
投資のメリットそして、現在の経済的な状況も鑑みて、「なぜ投資をするべきなのか」ということを書いてきました。
究極的には、遊んで暮らせるような現預金を持っていれば、投資をする必要はありません。
けれどもそうした人がどれだけいるでしょうか。おそらくほどんどいないと思います。
将来的に日本人の平均寿命まで生きるのであれば、必ず老後のお金は必要になってきます。そのために、そしてこれから死ぬまで長い時間を生きるのであれば、その長い時間を味方につけたほうがいいですよね。
以下の記事には、投資初心者が何をすべきなのかを丁寧に書きました。
また、仮想通貨に興味のある初心者がどこから始めるべきなのかについても以下の記事で書いています。
僕が新卒2年目で資産1000万円に達したのも、投資を始めたおかげです。これからも、マーケットにい続けることを目指して投資を続けていき、その結果を発信していきます!
それでは、今日もいい日になりますよう。
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