「イーサリアム・キラー」を比較してみました!

仮想通貨

2021年はいわゆる「イーサリアム・キラー」と呼ばれる仮想通貨たちが躍進、暴騰した年でした。

その「イーサリアムキラー」たちは、NFT市場のシェアの拡大を含め、益々勢いを増しています。

ここでは、その「イーサリアム・キラー」上位4つを詳しく見てみましょう!

この記事は……
☑5分で読めます。
☑イーサリアム・キラーについてわかります。

ちなみに、仮想通貨を始めたいけどどうしていいかわからない……という方には以下の記事で詳しく解説しています!

はじめに

ジェイくん
ジェイくん

イーサリアム・キラーとは……名前にある通り、イーサリアムの存在を脅かす可能性を秘めた仮想通貨のことだジェイ!
いずれの仮想通貨もイーサリアムには無い機能や、イーサリアムが苦手とする機能を兼ね備えており、将来的にイーサリアムを抜くのではないかと期待されているジェイ!

イーサ(ETH)の時価総額は、この記事の執筆時点で約3,705億ドルで、時価総額においてビットコインに続く2位に位置しています。

そしてイーサリアムネットワークは2022年にアップグレードを予定しており、アップグレード後のバージョンであるイーサリアム2.0は、処理時間の改善、料金の削減、スケーラビリティの向上をもたらすことが期待されています。

ジェイくん
ジェイくん

ちなみに、時価総額でイーサリアムがビットコインを抜く、という予想もあるジェイ!

現在、イーサリアムは依然としてドミナントな仮想通貨であり、NFT取引の約80%はイーサリアム上で行われています。しかし、いわゆる「イーサリアムキラー」は勢いを増しており、非代替トークン(NFT)市場のでのシェアは拡大し続けています。

特に新しく登場する仮想通貨、ブロックチェーンは、より高速で環境に優しいテクノロジーとより低い取引手数料(別名「ガス料金」として知られる)で取引を行える為、イーサリアムはNo.2 の座をひょっとすると追いやられるかもしれません。

暗号分析会社TokenMetricsの創設者であるIanBalinaはこう述べています。

「2022年は、Web3とインターネットの進化の戦いになるでしょう。さぁ、白熱するレースを楽しもうじゃありませんか!」

イーサリアム・キラーたち

「イーサリアム・キラー」トップ4は、ソラナ、カルダノ、テゾス、ポルカドットです。それぞれを見てみましょう。

ソラナ(Solana)

solana

他の多くのブロックチェーンよりも、圧倒的に高速・低コストというプ特徴を持つプラットフォーム、ソラナ(Solana)そして、そのプラットフォームでの通貨SOLは、この記事の執筆時点で623億ドルの時価総額となっていました。

Solanaは、Ethereumの「プルーフオブワーク」とは対照的に、「プルーフオブヒストリー」と呼ばれるシステムを利用しています。

プルーフ・オブ・ワーク……中央監督者が不在で取引を正しいと証明できる仕組み。
ビットコインにも採用。監視・監督のコストがないので、一般的には手数料が安くなる。

プルーフ・オブ・ヒストリー……すべてのコンピューターが取引について通信したり、合意したりせずに、取引完了する仕組み。ソラナで採用されている。取引にかかる時間がプルーフ・オブ・ワークに比べ格段に速くなるといわれている。

そして JPMorganやBankof Americaは、Solanaが「デジタル資産エコシステムのビザ」になる可能性があるとさえ主張しています。

ゴンちゃん
ゴンちゃん

あのJPモルガンとバンカメにそこまで言わすなんて……すごすぎるゴン!

ソラナはまた、ベンチャーキャピタルの中でもトップとみなされているアンドリーセンホロウィッツ(Andreessen Horowitz)に支援されています。

がこれは実は、Web 3の世界では必ずしも良いことではありません。あまりにも大きな会社、あるいは組織の注目が集まりすぎると、分権化が図れない為です。

一方、イーサリアムにおいてはプルーフ・オブ・ワークによる分権化がなされており、それを疑う人は今やほとんどいないですね。

ですが、ソラナはものすごい速さで取引し、手数料は取引あたり数分の1セントのみという低コストを実現しています。(TPSは、イーサリアムより圧倒的にソラナが優れている)

※TPSとは……コンピュータシステムの処理性能の指標の一つで、トランザクション処理を毎秒何件実行できるかを表したもの。あるシステムが1秒間に1件のトランザクションを完了させられる場合、その処理速度は1TPSであるという。現状、イーサは13TPS(トランザクション/秒)Solanaは50,000TPS.

ソラナは2020年の立ち上げ以来、実に500億件(!)を超える取引を実現してきました。

イーサリアムを食っちまう可能性は十分にあるといえるでしょう。

カルダノ(Cardano)

エイダコイン 公式

カルダノというブロックチェーンプラットフォームもまた、イーサリアムの代替になりえるとみられています。

そしてカルダノで使用される仮想通貨ADAは、この記事の執筆時点で時価総額は約395.2億ドルでした!

暗号資産界隈は、カルダノの最初の分散型金融(DeFi)取引所であるSundaeSwapが最近リリースされたにも関わらず、控えめなパフォーマンスに落ち着いているCadanoに注意を払っています。

カルダノがイーサリアムの席を蹴落とすかどうかを判断するにはもう少し時間が必要なようですね。

テゾス(Tezos)

テゾス(Tezos)はスマートコントラクトに対応したブロックチェーンです。

新しいデジタル資産を発行したり、分散型アプリケーション(Dapps)の作成に使用することができます。

Tezosの通貨、XTZは執筆時点で時価総額、36億ドルでした。

ファッション、音楽、ゲーム、アート業界など、いくつかのプロジェクトがTezos上でローンチされています。

Tezosはまた、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)を採用しています。

また、面白いのが、テゾス独特の独自のガバナンス機能です。

テゾスでは、8,000トークン以上を保有する参加者には投票権が付与されます。このため、8,000トークン以上を保有するホルダーは、テゾスネットワークの政治に対する発言力を高めることができます。

ポルカドット(Polkadot)

Polkadot-rogo

Polkadotのプラットフォームの仮想通貨はDOTです。DOTは、現記事執筆時点257億2,000万ドルでの時価総額があります。

ポルカドットは、複数のブロックチェーンを1つのネットワークに接続し、セキュリティを損なうことなくデータのやり取りを可能にします。

したがって、サービス、製品、通貨が、多くの人が望む分散型デジタルエコシステムの中を移動する、Web 3の未来に不可欠とみなされています。

このため、ポルカドット(Polkadot)はWeb3.0という世界の実現を目指すプロジェクト、およびそのためのブロックチェーンと言われています。

まとめ

スマート・コントラクト・ブロックチェーンの中でも、イーサリアムはWeb3やNFT、DeFiをきっかけにより広く普及する可能性が高いと言えます。

しかし、イーサリアムにもガス代やトランザクションの速度等、欠点はあります。

新しいスマートコントラクトブロックチェーンについて常に情報を得るのは悪い選択肢ではないはず。

新しいDappsやDeFiプロトコルの需要が高まるにつれ、誰もがWeb 3の未来を構築するために適切なインフラ、ブロックチェーン、プラットフォームを探すようになるでしょう。

いや、もう情報感度の高い方は、すでに探し始めているかもしれませんね。

元記事:https://www.coindesk.com/tech/2022/02/10/the-top-ethereum-killers-compared/

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