2022年6月10日の仮想通貨暴落の正体とは……? 徹底解説します!【BTCは最高値から-50%以上下落】

仮想通貨
この記事を読むと……
☑どうして6月に入り、BTCを始めとする仮想鬱化が暴落したのかわかります!
ゴンちゃん
ゴンちゃん

仮想通貨が爆下がりしているゴン……、ど、どうしてだゴン……

ジェイくん
ジェイくん

実は理由がるジェイ! 4つのポイントに分けて解説するジェイ!

今回は仮想通貨の暴落の原因となった、「Celsiusの出金停止」について以下4つのポイントに分けて解説いたします。

Celsiusとは何か


Celsiusは分散型金融(DeFi)利回りを稼げる銀行のようなシステムから利益を得ることができます。仮想通貨はセルシオ(CEL)になります。

ジェイくん
ジェイくん

北関東のヤンキーが好んで乗る車ジェイな!

ゴンちゃん
ゴンちゃん

セルシオへの偏見がすごいゴン~

セルシウスは総合的な金融・銀行サービスプラットフォームを展開しています。

Celsiusネットワークは独自のトークンであるセルシオ(CEL)を持ち、DeFiのP2Pレンディングに特化しています。

Celsiusネットワークでは、ユーザーが資金にアクセスし、暗号資産を貸し出すことで収入を得ることができます。

セルシウスは、100万人以上の登録ユーザーとその間で貸し出された252億ドルの資産を持ち、かつこのネットワークは、2018年6月の発売以来、9億2900万ドル以上の利回り報酬を支払っています。

Don’t trust, verifyとDefiの代名詞をにおわせる文章が書いてますが、資金を管理してるのはスマートコントラクトではなく運営です。

詳しくはホワイトペーパーを参照。

Celsius CEL whitepapers - whitepaper.io
View and download Celsius CEL whitepapers and other documents on whitepaper.io. We are building the largest online library of cryptocurrency documents.

この思いっきり中央集権的な金融システムに、約3兆円ものBTC、ETHが預けられていました。

かなりハイリスクな運用をして得た収益を配当していたようです。

利回りの高さと、CELトークンというガバナンストークンの配布が受けられることで人気を博していました。

青汁王子との関係

このセルシウスという仮想通貨で、青汁王子は一儲けしたようです。

これを知ってセルシウスを買ってしまった方で今も持っていたらそれなりに損は出していたでしょう。

やはり、仮想通貨においては脳死でインフルエンサーの真似をするのではなく、戦略を立てて入口と(特に!)出口、利確ポイントを決めることが大切ですね。

青汁王子が仮想通貨セルシウスで6億稼いだ詳細を解説
青汁王子(三崎優太)はセルシウス(Celsius:CEL)の仮想通貨を300万ほど保有しており、現在の含み益は6億円とのことです。三崎氏は元々『仮想通貨ICO投資で50億円稼ぐ』や『仮想通貨「ICO投資」ってやつで10万円を2億円にしてみた』の著者でもあります。

なぜ出金停止になったのか

このCelsiusが、出金停止となって、顧客が資金を引き出せなくなってしまったことが暴落の原因です。

なぜそんなことになったのか。

ことの発端は損失隠し。

以下のツイートには、Celsius Networkは、Stakehoundの鍵の失策で少なくとも35,000Etherを失った、ということが書いてあります。

人為的なミスで預かり資産の38000ETH(約90億相当)の秘密鍵を紛失。

また、さらにハッキングで900BTC(40億円相当)を失っていたり、

【墨汁速報】セルシウス(CEL)56億円のビットコインをBadgerハックで失ったことを認める
仮想通貨レンディング企業のセルシウス(Celsius Network)は12月2日にBadger DAOで起きた被害額100億円を超えるハッキングの被害者であることを認めた。Badger DAOのハック被害の中で一番大きな被害となっていた約900BTC時価約56億円をうしなったユーザーとしてセルシウスではないかと疑われ...

さきのUST、LUNAの大幅下落でも損失を出しています。LUNA暴落について、詳しくは以下参照。

こうなると、展開はLUNAと同じ、

「やばいんじゃね?」と思った人々がわれ先に資金を引き出そうとします。

Celsiusの預かり資産の規模を見ればこれらの損失は大きくありません。

が、Celsiusは全ての資産をすぐに返還出来るわけでもありません。

預かった資産は他に貸し付けたりしてるため、動かせない物もあります。

引き出しに備えて、BTCやETHも一定割合ありますが、引き出しが殺到してしまうとそれだけでは対応できなくなります。

なので、売却可能な資産を売りに出します。

その代表例がstETHです。

stETHはイーサリアムのアップデートが完了すると1stETH=ETHで交換できるトークンです。

しかしながら、交換前までは市場で売却することになります。

このstETHが大量に売られるとどうなるか?

当然、市場価格は落ちます。

これが先日話題となったstETH-ETHのデペグ(価格の均衡が取れなくなること)の原因です。

顧客から1ETH預かり、1stETHに替えて運用し、急に売却を迫られて市場価格の0.95ETHで売ったわけです。

顧客には1ETH返すわけだから0.05ETHはCelsiusの自腹です。

顧客の引き出しに対応しようとすればするほど、Celsiusの赤字は膨らみ、倒産に追い込まれます。

今の損失額であれば、運用で取り戻せるかもしれません。

しかし、これ以上損失が大きくなると、倒産して確実に顧客にお金を返せなくなります。

だから、出金停止にせざるを得なかったのです。

今後の展望

3兆円あった預かり資産は、引き出されまくって今や5000億円ほどになっているようです。

Celsiusが無事復活して引き出しができるようになるのかは損失額の大きさによりますが、不透明感は否めないですね。。

ただ、マクロな視点から見てみるとCelsiusの出した損失なんて恐らく数百億円程です。

今の預かり資産5000億円に比べても小さいからCelsiusが倒産しても大部分は戻ってくることが推測できます。

そして、仮想通貨全体の時価総額100兆円に比べたらノミみたいなもんです。

この問題でこんなにも市場全体が暴落するのは明らかに騒ぎすぎです。

ただ、Celsiusに預けてた人達というのは中央集権的な金融システム(いわゆるCefi)とDefiの区別もつかないビギナー層も多かったでしょう。

これまでも仮想通貨自体の問題ではなく、その管理を中央集権システムに委ねてしまうがゆえに仮想通貨の信頼が失われてしまうということはたびたび起きていました。

Mt Goxのハッキング事件(2014)、コインチェックのハッキング事件(2018)などが記憶に新しいです。

これらは共に仮想通貨バブルの崩壊のきっかけとなりました。

2014,2018,2022と4年間隔のバブルの発生と崩壊が繰り返されてますね。。

これは何かの偶然なのでしょうか。。。?

そして、どんどんバブルは大きくなっていて、新規参入はその都度拡大してるのだから、ある一定規模での崩壊は不可避なのかもしれません。

ですが、仮想通貨、クリプトが作り出すシステムは確実に世界に浸透しています。

今回の低迷期はそんなに長くならないと思うし、次のブームは本格的な世界普及になり得ます。

価格もどこが底なのかなんて誰にもわからりません。

具体的な入口、出口の戦略を立てて臨む、ガチホする、あるいは少額の積み立てを続ける等、自分で戦略を立てて、自分の頭で考えて仮想通貨の運用をすることが大切ですね。

それでは、今日もいい日になりますよう。

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