【FIRE本7選!】本気でFIREを目指す僕が、参考になった本ベスト7

投資

「FIREって聞いたことはあるけれど、実際によく知らないな……」

「FIREムーブメントを知った! けれど、まずどこから手を付ければいいのだろう。実際に達成した人たちは何をしていたのかな?」

そんなFIREに興味はあるけどよく知らない、あるいはもっとFIREについて知りたい! という人のために記事を書いています!

ジェイくん
ジェイくん

BKファイヤー!

ゴンちゃん
ゴンちゃん

それはスマブラだゴン!

FIREとは……英語で「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとってFIRE。経済的な安定を早期に確立し、早期リタイアを実現しようという取り組みを表しています。

日本経済新聞 2021年3月29日『早期引退の夢「FIRE」したい人がいますべきこと』

コロナショック以降の株価上昇、仮想通貨価格の上昇のためか、投資界隈がにぎわっています。

その中でも特に早期リタイヤやアーリーリタイヤに関心を持つ人々が増えており彼らは口をそろえて「FIRE(ファイヤ)」といっています。

僕もFIREという考え方に、夢を魅せられている人間の一人です。

正確には僕がFIREを目指すようになったのは「いざという時に、会社は守ってくれない」「組織にとって(いい意味でも悪い意味でも)人間一人一人はすべからく駒、それ故に時にいとも簡単に切り捨てられる」という確信を持つようになってからなのですが……

また世界に目を向けると、特にアメリカでは「FIRE」として、生涯必要なお金を早々に稼いで仕事から引退する人も増えています。

僕が「FIRE」を真剣に目指すようになってから、「投資」「FIRE」そして「アーリーリタイア」の本を読み漁りました。

中でも特に参考になった本、行動に移せた本を紹介します。費用対効果が高かった本と言ってもいい。

トラックにハグする武田鉄矢の勢いで、資本主義にまっこうから立ち向かい、労働から脱却しましょう!

それではおススメ本をランキング形式で紹介します!

No.1 『FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド』


FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド

FIREのことを全く知らない人から、すでに株式投資はある程度経験していてこれからFIREを本気で目指そうとしている人まで幅広くおススメできるのが本書、「FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド」です。

多くのFIREムーブメントの達成者の本と同じく、自身の投資哲学や人生哲学を事細かに物語として描かれています。

この筆者は、何も天性の才能があるわけでも、突出して稼ぐ力を持っているわけでもありません。

ただ「費用対効果」を考えることについてずば抜けています。そして、凡人が徹底して考え抜いた末でのFIREだからこそ、我々凡人でも参考にできるのです。

ちなみにこの筆者は、すこぶる倹約家です。かつものすごく慎重なタイプ。

そのため、より堅実に資金を「貯める」「増やす」手段を紹介してくれています。

また、FIRE云々抜きにしても、この本の著者の物語は面白い。

おやつが「桃の缶詰の汁」だったことから「金は血を流してでも得るべきである」という思想に至ったこと。

そして「感動のあまりコカ・コーラの空き缶を大事にとっていた」時代からミリオネアである純資産1億円に達するまでの話が読めます。

この本は、特に倹約家で「貯める」のが好きな人におススメです。

きっと筆者クリスティのアドバイスをすぐに実践して、この本の値段分の費用対効果くらいすぐに回収できると思います!

ジェイくん
ジェイくん

本を買いたくないけど内容は知りたい! って人はこちらにまとめがあるジェイ!

No.2 本気でFIREをめざす人のための資産形成入門


本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法

三菱のサラリーマン、といううたい文句で有名だった著者が出版した「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法」。

書籍の内容は主に、ブログに書いてあることのまとめ+αとなっています。

最終的には、7,000万円の純資産を持つことで、サラリーマンをリタイアされたそう!

日本のサラリーマンをイメージしながら読むことができるので、感情移入しやすい。

具体的なリタイヤの方法は、倹約+(主に)米国高配当株をひたすら購入していくスタイルです。

7,000万円の資産だが、年配当は400万円程度と高配当株を買われているようですね。利回りにすると約5.7%……すごい……

日本株しかり、米国株しかり、高配当やこれから配当が伸びるであろう株を予測されながら分散投資されています。

先述の通り、ブログやTwitterなどで有名な方です。

投資関連のメディアやビジネスニュースでも記事を書かれているので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

No.3 『ウォール街のランダム・ウォーカー』


ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理 (日本経済新聞出版)

1973年に原著が発売されてから半世紀近くたつ今も版を重ねて読み継がれているロングセラーです。

米国のインデックスファンド(ETF)にお金を突っ込むだけの投資は、今でこそDaigoさんやひろゆきさん、元オリエンタルラジオの中田さんが推奨しており有名ですが、この本ははるか昔、45年以上前から「インデックスファンドを買うことが最も確実性の高い投資」ということを明言しています。

現在までに150万部が売れた名著で、データ、コンテンツは幾度となくアップデートされています。(最新版には仮想通貨についての言及もある)

本の価値は何より、投資にかかわるすべての人が考えるべき視点と材料をふんだんに与えてくれることでしょう。

チューリップ投機から仮想通貨に至る「バブル崩壊」の歴史、世に存在する様々な投資理論の歴史と成果、ファンダメンタル派VSテクニカル派、アクティブVSパッシブから、スマートベータとリスクパリティーのポートフォリオ構築方法などなど、実に様々なことを解説しています。

FIREを本気で目指すにあたって、株式投資と資産運用のことがこれ一冊で丸ごとわかる良書です!

ゴンちゃん
ゴンちゃん

ゴンちゃんみたいに厚い本が苦手な人の為に、こちらに簡単なネタバレ解説があるゴン!

No.4『敗者のゲーム』


敗者のゲーム〈原著第6版〉 (日本経済新聞出版)

『ウォール街のランダム・ウォーカー』と同じく、インデックスファンドに投資することを推奨する本になります。

筆者によると、投資とは「敗者のゲーム」だそう。なぜなら、そこでは勝者の英断によってではなく、敗者がミスすることによって勝敗が決着するからです。

例えば、テニスで考えてみよう。プロテニスは「勝者のゲーム」でアマチュアのテニスは「敗者のゲーム」だ。プロのテニスは華麗なウイニングショットやスマッシュ、つまり「勝者の技」でゲームが決まる。これに対してアマチュアのテニスはほとんどがミス、つまり「敗者のミス」によりゲーム結果が決まる。

これは株式投資に対しても同じことが言える。株式投資は「敗者のミス」により結果が決まるゲームである。即ち、個人投資家など素人の「敗者のミス」で結果が決まるゲームであるといえる。

それゆえ、個人投資家がやたらと売買を繰り返すことは避けるべきである。

投資における大原則は「まず自分の長期的な投資目標を立て」て「いかなる相場においてもそれに固執すること」である。なぜなら、インデックスファンドに投資している限り、長期的には市場平均を上回るリターンを得ることができるからだ。

著者はイェール財団の財産を30億ドルから230億ドルに増やした資産運用の達人。達人通り越してもはや神。

そんな資産運用の神の一般投資家に向けた本は、投資と資産運用において、考えるべき方向性を教えてくれることに価値があるのだと思います。

ゴンちゃん
ゴンちゃん

本を読むと毛利小五郎より早く寝落ちするゴンちゃんみたいな人のために、こちらに簡単なまとめがあるゴン!

No.5『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』


父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え

お金の本でありながらどこか心温まるストーリー。そんな二律背反がいっぺんに合わさった投資本の武藤遊戯こそこの本。『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』

この本は「父親が娘に残した手紙」としてブログにまとめていた記事が元になっています。

「お金とは何か?」「お金を増やすにはどうしたらよいか」わかりやすく解説されています。

内容としては、こちらもアメリカの話なので、米国ETFに投資していく手法です。インデックス投資といわれるような「S&P500」に連動する米国の「投資信託」や「ETF」に「長期・分散・積み立て」で投資するイメージ。

基本的には例え下がったとしても「損したから売る」のではなく、「得するまで待つ」というスタンス。

過去100年のNYダウ平均の動きを見ると、紆余曲折あれど「右肩上がり」に伸びています。詳しくは、こちら。

要するに、2008年のリーマンショックしかり、2020年のコロナショックの始まりしかり、これまでの100年間、右肩上がりだからこそ、「持ち続ける」。

株価が上がると価値が上がるから「嬉しい」。

逆に株価が下がっても買い増しできるから「嬉しい」という状態をつくるわけです。どっちに転んでもいいとか無敵すぎるやん。

No.6 FIRE 最速で経済的自立を実現する方法


FIRE 最速で経済的自立を実現する方法

「アーリーリタイア」を「副業しながら目指す」という方法をとるのがこの本「FIRE 最速で経済的自立を実現する方法」

「フリーランス」や「アントレプラナー」のような「起業」も視野に入るということで、上記No.1、No.2に上げた本と比べると難易度は高め。

もしサラリーマンからFIREを本気で目指すのであれば、「FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド」の方がわかりやすい。

この本におけるFIREのための具体的な手法は米国株投資です。

著者は米国ETFを軸に、アップルやアマゾンFacebookといった近年伸びた株に投資を続けていたそうです!

また、本業も副業にも力を入れ、5年でミリオネアになったとのこと。

これから「米国株」だけに張って投資をするのは、GAFAMが十二分に伸びた今、再現性は高くないのかもしれません。(あるいは、ここからもっと信じられないくらいに伸びるかもしれませんが……)

しかし、FIREをするためのマインドを知るためには有益な本と言えそうです。

No.7 『めざせFIRE! 知識ゼロから経済的自由を勝ちとる』


めざせFIRE! 知識ゼロから経済的自由を勝ちとる

現役Youtuberが書いた「めざせFIRE! 知識ゼロから経済的自由を勝ちとる」も、副業で稼いでFIREを目指すのであれば、あり。

自身の「FIRE計画」を赤裸々に語りながら、「何を買っているのか」「どんな投資をしているのか」解説してくれるのが著者のぽんちよ。同じ内容をYotubeでも配信している。

ぽんちよさんの本には、「これからYoutube副業を収益化させてみたい」「今サラリーマンだけど、副業を初めてリタイヤに向けて準備したい」と考えている人に刺さる内容がまとめられています。

お金をかけずにコンテンツを知りたいのなら、YouTubeチャンネルの動画を見漁るのがおすすめです。

まとめ

FIREに関する本をたくさん読みました。

どれも共通しているのは米国個別株、米国高配当株や米国ETFでした。

結局のところ、FIREを目指すための結論は「米国ETF」と「米国高配当株(米国高配当ETF含む)」と言い換えることができるかもしれません。

ここ15年であればS&P500のチャートを見ればわかるとおり「右肩上がり」です(詳しくはこちら)。ずっと右肩あがりだからこそ、「ずっと持ち続けること」で価値が高まってきました。

むしろ、個別株を小手先の知識で動かすよりも、インデックス投資として、ETFや投資信託に任せる方がいい結果を狙いやすい、というのは総括として挙げあられます。

これには、GAFAM、そしてテスラを始めとする世界的な企業がアメリカから生まれ続けたこと、世界の基準通貨がドルであること、米国主体の金融緩和など、様々な要因があると思います。

今までも、そして恐らくは今からしばらくは、米国株に限って言えば、「上がるまで待つ」だけでよい相場は続くと思われます。

「利食い」「損切り」という概念はなく、ずっとストックするだけで価値が高まってリタイアできる、それがFIREの本質なのでしょう。

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