「イデコって実際にお金貯まるのかな……?」
「iDeCoって、月に15,000円預けると、60歳以降どれくらいになるんだろう」
今回は、そういった疑問を持つ方向けの記事になっています。
どうも投資サラリーマン蔵之介です。
イデコ嫌いなんですよ。
理由は簡単で60歳まで原則引き出せないからです。
僕の友人とかで、結構若い人とかでも簡単に加入している人いるけど、ビビってます。
私、個人的に60歳まで自分が生き続けるイメージが全然わかないので。
というわけで、今回はiDeCoを月15,000円積み立てたら60歳でのリターンはどれくらいになるのか、ごくごく簡単にシミュレーションしてみました。
イデコのシミュレーションを通じて、20代、30代、40代、50代で投資した金額が、60歳以降いったいいくらに化けるのか計算していきます。
【目的】
- 果たしてイデコは本当にする価値があるのかを検証するため。
- また、若年層での資金が老年期に差し当たってどれくらいの価値になるか検証するため
【前提】
- シミュレーションにはこちらを使用。
- 金融商品はemaxis slim 米国株式(s&p500)選ぶとして、1年の利回りは6.5%とする。(参照)
- 平成30年度の平均掛金16222円を参考に、掛け金は一ヶ月15000円で算出。(参照)
- 年収は500万円と仮定
- 23歳から積み立て開始、25歳で結婚、30歳で子供二人(一人目3歳 二人目0歳)の家庭を持つと仮定
【結果】
表にまとめてみました。
✔それぞれの年齢での掛け金が60歳以降いくらになるのかについて
\開始年齢 | 23歳 | 30歳 | 40歳 | 50歳 |
23歳~29歳までの掛け金 (60過ぎまでは戻ってこない死に銭) | 1,260,000円 | |||
30歳~39歳までの掛け金 (60過ぎまでは戻ってこない死に銭) | 1,800,000円 | |||
40歳~49歳までの掛け金 (60過ぎまでは戻ってこない死に銭) | 1,800,000円 | |||
50歳~59歳までの掛け金 (60過ぎまでは戻ってこない死に銭) | 1,800,000円 | |||
上記の掛け金が60歳時点でいくらになっているか | 12,350,721円 | 8,811,005円 | 4,693,852円 | 2,500,537円 |
各年代(20代、30代、40代、50代)の掛け金と、その年代だけのリターンを上記の表では算出しています。
やはり、複利効果は偉大ですね。
また、60歳まで掛け金は引き出せないことから「死に銭」と表現してます。笑笑
✔60歳まで、月15,000円iDeCoに払った場合の節税効果、元本、運用結果(トータルリターン)
\開始年齢 | 23歳 | 30歳 | 40歳 | 50歳 |
節税効果(所得控除) | 1,373,100円 | 811,700円 | 541,700円 | 271,000円 |
元本 | 6,660,000円 | 5,400,000円 | 3,600,000円 | 1,800,000円 |
運用結果(トータルリターン) | 26,451,468円 | 16,005,394円 | 7,194,389円 | 2,500,537円 |
考察
上記のごく簡単なシミュレーションによって、23~30までに投資した126万円は、年利6.5%で運用すると1235万円になることが分かりました。
まさに「時は金なり」ですね。
また、ここから一つ重要な問が見えてきそうです。即ち、
「20代の126万円と60歳以降で受け取れる1235万円はどちらが価値が高いか?」
という命題です。あるいは、
「30代の180万円と60歳以降で受け取れる 8,811,005円 はどちらが価値が高いか?」 「40代の180万円と60歳以降で受け取れる 4,693,852円 はどちらが価値が高いか?」 「50代の180万円と60歳以降で受け取れる 2,500,537円 はどちらが価値が高いか?」
という命題にも置き換えることができると思います。
複利なので当たり前の話なのですが、
人生の残り時間がどんどん無くなるにつれて、運用したお金は膨らんでいきます。
若いときの1万円は、将来何倍にも化けるということですね。
しかしながら、若さは決して取り戻すことができません。
あるいは、貴方は60歳までに死を迎えてしまい、貯めなければ乗れていた車、食べられていたごちそう、できていた旅をせずに、気が付くと(おそらくは永遠に気づかないでしょうが)死んでいるかもしれません。
もちろん、イデコで積み立てていたお金は遺族が受け取れますが。
あなたは、
「20代の1ヶ月1万円と、60代の一ヶ月10万円のどちらが価値が高いと思いますか?」
まとめ
今回はイデコのシミュレーションを通じて、20代、30代、40代、50代で投資した金額が、60歳以降いったいいくらに化けるのか計算しました。
それによって、20代の126万が60代で1235万円になることも確認しました。
これは複利の恐ろしさ。
同時に、人生における一つのお金に関する哲学的な問でもあります。
即ち、若くして少額を使うのか、老いて大金を得るのか。
私自身は投資も、何かに消費するのもバランス感覚が大事だと考えます。
孔子も「中庸が大事」って言ってますし。
まぁ、若いころ、何かにお金を使うのはある意味では「人生に投資」をしているわけですし。
少なくとも、極限まで切り詰めた先に幸せが待っているのかは、甚だ疑問です。
皆さんは今回の結果をどう思いますか?
また、「20代の126万円と60歳以降で受け取れる1235万円はどちらが価値が高いと思いますか?」(但し、60までに死んだら受け取れない)
ぜひ、コメント欄で教えて下さい!
今日もいい日になりますよう。
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