【米国株 暴落】ウォーレンバフェットに学ぶ【投資するには最悪の時期】【の対処法】

投資

ウォーレン・バフェットは、今日に至るまで、間違いなく史上最高の投資家である。

ジェイくん
ジェイくん

実際に彼は今年、世界で5本の指に入る資産家にカムバックしているジェイ!

彼の実績は否定できない。

1965年から2020年の間に、バークシャー・ハサウェイ株は年平均20%のリターンを記録し、S&P500指数のリターンのほぼ2倍を記録している。

もちろん、今でこそ彼が希代の投資家であることは周知の事実だが、最終的な結果を知らない投資家たちは、歴史のさまざまな時点で彼の実績をどう評価していたのだろうか。

そして、彼の歴史を知ることは、私たちにーーー特に、2022年に入ってからの暴落に苦しむ投資家ーーに何を教えてくれるのだろうか?

個人的に僕が投資について好きなことのひとつは、唯一無二の正しい投資方法が存在しないことだ。

自分の立てたゴール地点に到達するための戦略は、何百通りもある。

しかし、共通しているどの方法においても共通していることがたった一つある。

それは、マーケットに居続けること。

即ち、自分が継続できるものを選ぶことだ。

なぜか?

なぜなら、どのような規律ある戦略も、その定義上市場にいる限り、パフォーマンスが低下する瞬間がある。

ウォーレン・バフェットもこの例外ではない。

バークシャー・ハサウェイが長年にわたってS&P500に遅れをとり、時には大差をつけられた時期が何度かある。

その一例を見てみよう。

1990~2000年までのバフェット

1990年代後半の非合理的ともいえる上昇相場の時代には、バフェットの常識的なバリュー投資戦略は支持されなかった。

バリュエーションは、ホットで新しいインターネット株に魅了されていた投資家にとって、何の意味もなかった。

世界は変わりつつあった。

収益には意味がなく、簿価は役に立たない。

バークシャー・ハサウェイ(紫)とS&P500の比較(オレンジ)、1990~2000

2000年1月に、あなたが自分の資産を運用してくれるファンドマネージャーを探していたとしよう。

あなたは、目の前の候補の一人ーーおそらく、チェリーコークを飲んでいると思うがーーが有名なウォーレン・バフェットであることを知らない。

あるいは知っていても、彼のバリュー投資は死んだというニュースのヘッドラインを鵜呑みにしているかもしれない。

このパフォーマンス情報を見て、あなたは彼を雇うだろうか?

雇えない。だって、それならS&P500に投資していたほうがましだから。

では、次の10年間、2000年から2010年の間に、バークシャーとS&P500の比較を見てみよう。

2000年~2010までのバフェット

バークシャー・ハサウェイ(紫)とS&P500の比較(オレンジ)、2000~2010

目を疑ったかもしれない。

そう。この期間、現代の投資家に全知全能と思われているS&P500指数は、この間マイナス9.10%だった。

これがいわゆる「株の失われた10年」と呼ばれているのは有名な話だ。

しかし、この10年はバリュー投資、特にウォーレン・バフェットにとって悪いものではなかった。

彼の株はその間に、なんと80%近くも上昇した。

さて、あなたが2010年にこのファンドマネージャーを雇おうとしている投資家であると仮定してみよう。

彼のパフォーマンスの実績は、過去10年間だけでなく、1965年の創業以来、素晴らしいものであるように見える。

そして、あなたは自信を持って彼の戦略に投資することができるに違いない。

2010年以降のバフェット

2010年以降に何が起こったか見てみよう。

これは 2010-2021 年のバークシャー・ハサウェイ対 S&P 500 のチャートだ。

バークシャー・ハサウェイ(紫)とS&P500の比較(オレンジ)、2010~2021

この期間は株式にとって信じられないような強気市場だった……

だが、残念ながらバークシャー・ハサウェイは、特にパンデミックが始まってから、S&P500をアンダーパフォームしている。

355%。

それに対し、S&P500は443.5%

もしあなたが2010年にファンドマネージャーを探していた投資家だったら……

あなたが下しただろう決断、

つまりウォーレン・バフェットを選ぶという決断は期待通りに実行されなかった。

結論

これは、過去の実績を使って投資判断をすることが、失敗で終わる可能性があることも示している。

昨日はうまくいったことが、明日はうまくいかない可能性もある。

そして、それは投資戦略の良し悪しを意味するものではない。

何が重要なのか?

よく言われるのは「4つのP」と呼ばれるもの。

「人」「哲学」「プロセス」「価格」。

投資家として最も重要なのは、自分が信じられる投資戦略を選択することであり、困難な状況に陥ったときでもそれを貫くこと。

上のチャートからわかるように、最悪の時にウォーレン・バフェットを雇ったことは間違いのように感じられる。

でも、僕たちはこの物語の結末を知っている。バフェットの物語がどのように終わったかを知っている。

厳しい時代を通して彼と一緒にいることができた投資家は、今は立派な資産家になっている。

ジェイくん
ジェイくん

やっぱり「正しい戦略を立て」「それを実行し続けること」そして「マーケットにい続けること」が重要なんだジェイ!

ゴンちゃん
ゴンちゃん

これを見て、株を始めたい~、って思った人の為に、↓に株の始め方を書いているゴン!

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