この記事を読むと…… ☑社会人として働いて、精神が苦しくなった時にどうすればいいのかわかります。 ☑心療内科に実際に通院している人の経験談が読めます。
タイトル通りだ。
僕は昔、心療内科に通っていたことがあり、そして年明けになって再び通院を開始した。
本当は少し遅いくらいだったと思っている。
思えば大学以降、社会人になって心療内科に改めてかかったのは昨年の3月~7月にかけてだった。
この時期は本当に辛かった。大阪で一人苦しんでいた。ただ、即断即決、外資系のCEOみたいにスピード行動! したおかげで傷口を広げずにすんだとは思う。一度鬱になってしまうと、復帰は大変みたいだから・・
そもそも心療内科って
このブログを書くにあたり、そもそも心療内科ってなんだろう? と思われる人と思うので調べてみました。
実をいうと、僕自身心療内科とは「精神科の1歩手前の心の病院」くらいに思っていたんです。
即ち、精神科に行くほどではないけれども、心に闇(病み)を抱えた人が行くところだと。
でも違っていました。正しい定義は
心療内科とは…… 心療内科では、心理的な要因から身体に症状が現れる「心身症」が主な対象となります。 心身症とは、心理ストレスの影響により、身体に機能的障害を患う症状を指します。 例えば、職場や学校など、特定の場所・状況になると頭痛や吐き気、下痢に襲われるなどは、心身症に当てはまる可能性があります。 内科などを受診し、特に異常は見当たらないにもかかわらず、身体の不調が治らない場合は、一度、心療内科を受診してみた方がいいかもしれません。 そよかぜ病院HP参照(https://sei-ryu-kai.or.jp/)
これに対し、純粋に「心の病」を扱うのが精神科のようです。
ただ、僕の場合症状は大きく二つあって「朝に訪れる体が動かせないほどの憂鬱」「眠ることができない」ことです。
半分は心療内科の領域で、半分は精神科の領域ですが、今までは心療内科に行って、薬を出してもらうことで事足りていました。
僕は実際に2種類の薬を服用しています。「ドグマチール」と「マイスリー」というもの。
「ドグマチール」が鬱の気分をなくす薬で「マイスリー」が入眠薬。
実際に二つを継続して服用すると、ずいぶんと楽になるのを実感しています。
「薬」で楽になるなら、これ以上のことはないのだと。
用法・容量を守って飲んでいれば、悪化する恐れもないので継続的に服用は続けていくつもりです。
心療内科に通う上での注意点
2点あります。
・カウンセリングではない
・薬は必ず用法用量を守る
以上の2点です。
まず「カウンセリング」ではないということについて。
心療内科のお医者様のお仕事は、症状を聞いて、それにあったお薬を出すことです。このため、1時間も2時間もお話を聞いてくれることはありません。カウンセラーではないので。
「ただ黙ってお話を聞いてくれる」だけで心が軽くなる人は、カウンセリングを受診しましょう。
意外と「他人がただ黙って自分の話を聞いてくれる」だけで大分気持ちが改善されることもありますよ。
不登校になっていた時の私がそうでした。
2点目は、薬は必ず用法用量を守るということです。
薬は用法用量を守り、継続的に服用してこそ効果があります。例えば睡眠薬を用法を守らずに大量服用するとどうなるか……知ってますよね。
終わりに
僕がこうして自分の弱みをさらけ出す記事を書くのは、中学生の頃に衝撃を受けた曲がきっかけだ。
その曲はMy Chemical RomanceのWelcome To The Black Parade
人の心を動かす曲って、本当にあるんだ、と思った。是非とも、YouTubeで聞いて見てほしい。
この曲の終盤に僕の大好きな歌詞がある。
I won't explain or say I'm sorry I'm unashamed, I'm gonna show my scars Give a cheer for all the broken listen here, because it's who we are 説明なんてしねえし、ごめんなんて言わねえよ。 恥ずかしいなって思っちゃあない。 僕は自分の傷をさらけ出す。 くじけたやつらを勇気づける。 聞け! なぜならそれは俺たちなんだから!
I’m gonna show my scars
Give a cheer for all the broken
俺は傷をさらし、挫けたやつらに声援を送ろう
この歌詞の意味を理解した時、本当に感動したのを覚えている。
傷をさらけ出すことは、挫けた誰かの声援にもなるのか、と。
今回のブログを書いた動機はこんなことだ。
等身大の病んでいる社会人の姿をさらけ出すことで、だれか心の中が落ち着く人がいたらそれは何よりの幸いだ。
とかくTwitterや現実社会は傷つきやすい。
人と比べると余計に幸福度が下がると知っているのに、やってしまう。
それでも、このブログで何か一つ心が救われた気になってくれたら、筆者としてこれ以上のことはない。
昨年の自殺者は20,830人だった。2万人。ずいぶんと死んだものだ。
これを読んでいる方は、少なくとも生きているということだ。良かった。
智(ち)に働けば角が立つ。情に棹(さお)差せば流される。 意地を通せば窮屈だ。兎角(とかく)に人の世は住みにくい。
色々、難しい世の中ですが、その中で落としどころを探っていければ、と考えています。
それでは今日もいい日になりますよう。
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