【ガチホは危険!?】レバナスの危険性について

投資
ゴンちゃん
ゴンちゃん

レバナス大好きゴン~~
年初からの下げで絶賛含み損だけど、このまま20年持ってれば億れるから大丈夫だゴン!

ジェイくん
ジェイくん

ちょっとまったーーー!
ことはそんなに単純じゃないジェイ!

昨今、大人気のレバナス。正式名称は【iFreeレバレッジNASDAQ100】。

Twitterなどでも大人気のレバナスです。

魔人ホールド! などと、長期保有を考えている人々も見かけますが実は! 長期保有は危険かもしれません。

今日は、そんな「レバナス」に潜む危険性について焦点を当てて解説します。

「レバナス」ホルダーもこれから「レバナス」を保有しようと考えている人にも役に立つ記事です!

この記事を読むと……
☑レバナスの危険性についてわかります!
☑その危険性に対し、どうすればいいのかもわかります!

※この記事では、レバナスこと【iFreeレバレッジNASDAQ100】については解説しません。レバナスについては、以下の記事で詳しく解説をしています。

レバナスのメリット

まずレバナスのメリットから見ていきましょう。レバナスは以下のメリットが挙げられます。

  1. 過去10年の成績は非常に良かった
  2. 運用額が少ない段階でも大きなポジションがとれる

以下のチャートを見てください。出店は大和証券のHPになります。iFreeレバレッジNASDAQ100】ことレバナスは他の指数を大きくアウトパフォームしていることが分かると思います。

大和証券HP より

あくまで過去の株価推移の結果ですが、レバナスは「リスクをとってもなるべく早くお金持ちになりたい人」には大変便利な投資方法だった、ということができそうです。

レバナスに対する大きな誤解

以下は大和証券のHPに乗っていたレバナスに100万円投資する場合のイメージ図です。

正直に言って、これはアウトだと個人的には思います。

大和証券、アウトー

なぜならレバナスというのは、

2倍になるように借金して投資をしているわけではない

からです。

レバナスというのは、

日々の値動きが2倍になるような投資

をしています。

ここを詳しく見ていきましょう。

具体的な例

NASDAQ100が3ヶ月で10%下落した場合、レバレッジ2倍のNASDAQ100投信はどんな値動きをするでしょうか?

Twitterより

ご覧の通り、S&P500が10%下落した段階でレバナスは50%以上下落しています。

即ち、

毎日のように上がったり下がったりしながら徐々に下落していくと、レバ無しの指数はさほど下落していなくてもレバレッジETFは暴落

するということです。

なぜこのような現象が起こるのでしょうか。

レバナスは徐々に下がっていく相場で大幅なアンダーパフォームをする。フラット市場でもレバナスはアンダーパフォームする

例えば

ある株がX%下落し、次の日X%上昇

したとしましょう。この時最終的なリターンは以下の式で表せます。

例えば前日に20%暴落した株が翌日20%上昇しましょう。

この時のリターンは、

(1ー0.2)×(1+0.2)=0.96

つまり、4%分戻っていませんね。

これはレバレッジのかかっていない普通の株、ETFの場合です。それでは2倍レバレッジの場合の式はどうなるでしょうか。

日々の2倍の値動きをするので、一倍ではXのところが2Xになります。

上記のような式になりますね。するとどうなるか。

同じく20%下落して、次の日に20%上昇した場合を考えてみましょう。

式に当てはめると以下のようになります。

(1ー2(0.2))×(1+2(0.2))=0.84

つまり、通常のETFでは4%戻さないところが、レバレッジ2倍の場合、16%も戻さないのです。

だから、

下落相場だけでなく、フラット市場でもレバナスはアンダーパフォームする

んです。

もう一つのデメリットとは?

また、資産が膨らんでから暴落すると、追加投資では暴落がカバーしきれない こともデメリットの1つといえるでしょう。

例えば、

毎月10万円を積み立てした場合⇒
運用資産100万円が半額の50万円になったところで、5ヶ月で取り戻せます。

しかしながら、

運用資産が2000万円の場合⇒
半額の1000万円になってしまうと追加投資でカバーするには100ヶ月分必要

となります。

対応策はあるのか?

ものすごく簡単な解決策があります。

それは、

レバレッジETFを積み立てるにせよ、全力はやめる

ということ。例えば

月10万のうち5万円はVOOやVTIにし、半分の5万円をレバナス2倍投信に積み立てる

という戦略はレバナスのリスクヘッジの為、悪くない戦略だといえます。

まとめ

本日はレバナスのメリット、デメリットについて見てきました。

レバナスには過去のパフォーマンスが優れた金融商品です。

しかしながら、この記事で見てきたようにリスクも伴います。

自分が投資する商品に対するリスクを認識して、資産運用をしていきたいですね。

それでは、今日もいい日になりますよう。

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