【注】本来イーサリアムはプラットフォームの名称。そのプラットフォーム内で使用される仮想通貨がイーサ(英: Ether、単位: ETH)ですが、この記事では日本で普及している表現に合わせて、仮想通貨をイーサリアムと呼びます。
イーサリアムの価値が来年にもビットコインを超えるーーー
そんな衝撃的な見出しが目に飛び込んできました。この記事です。
ちなみにこの記事はForbes Japanから出ているため、原典にも当たってみました。
1次情報を確認するのは大事ですよね。こんな時にさらさらっと英語が読めるようになって、本当に良かったと思っています。
イーサリアムがビットコインの価値を超えるだろうというのは、特段新しいテーマではありません。
ビットコインがデジタルゴールドと言われ、イーサリアムがデジタルオイルと評されているのはまさにいい得て妙だと思います。ビットコインは基本的に実用性というよりは金のような投資対象、かつ価値保存の対象です。
これに対し、イーサリアムの長所はその実用性。
将来的にはビットコインの時価総額を超えるだろうと、ゴールドサックスも予想しているという記事を以下に書きました。
Forbesの記事内でも言及があります。
The ethereum price has leaped over the last year amid a surge of interest in blockchain-based decentralized finance (DeFi) and non-fungible tokens (NFTs)—both largely built on top of ethereum's network. 【訳】 イーサリアムの価格は、ブロックチェーンベースの分散型ファイナンス(DeFi)と非代替トークン(NFT)への関心の高まりの中で昨年急上昇した。DeFiとNFT、この2つは主にイーサリアムのネットワーク上に構築されている。
現在の金融サービスがブロックチェーンに置き換わる可能性を感じさせるDeFiであったり、デジタルでのアートやメディアの保有を可能にするNFTであったり、そのような今後世界の在り方を変える可能性のあるテクノロジーが、イーサリアム(ここではプラットフォームの意味)上で構築されているわけですね。
そして、そのプラットフォーム上で使える仮想通過がイーサリアム。
個人的には、NFT単体に投資するよりも、今後NFT市場が拡大していくと見越した上でイーサリアムに投資するのもお手軽ではあると思います。
世界に確信をもたらすイーサリアムVS価値保存手段としてのビットコイン
記事内では、ビットコインは完全に価値保存手段であり、金の時価総額よりは大きくなるかもしれないが、せいぜいその周辺で収まるだろう、ということが示唆されています。
金の時価総額は現在、約11.6兆ドル、ビットコインは1.3兆ドル、イーサリアムは5700億ドル程度です。(2021年11月14日 現在)
それに対し、イーサリアムは世界の金融システムの在り方を変えようとしています。
もし、イーサリアムにより世界に全く新しい金融システムが敷かれるなら、その基軸通貨であるイーサリアムの価値は、ただのデジタルゴールドとしてのビットコインをはるかに凌ぐと思われます。
同じ仮想通貨でも、ビットコインとは全く存在意義が違うわけですね。
最後に言及しておくべきことを一つ。
今年300万円台の値を付けたビットコインが現在700万円台で取引されており、ネームバリューもあってか、何かと注目を集めています。
しかし、イーサリアムの価格は、過去1年間で約989%の上昇となってます。
実は、1日1万円で積み立てイーサリアムしています
9月14日から1日1万円、イーサリアムを積み立てています。
ビットフライヤーの積み立て機能を使っていますが、楽ですね。
11月14日の現在の損益は以下のようになっています。
私のポートフォリオの中でも一番上昇率が高い資産になっています。
今後、イーサリアムが世界の覇権を握ることがあったら、時価総額はおろか、1単位の価値ですら、ビットコインを上回ることもあるかもしれませんね。
それでは、今日もいい日になりますよう。
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